奨忠洞(ジャンチュンドン)豚足(ジョッバル)通り

韓国ドラマ「ホジュン」で知られる「東醫寶鑑:執筆者;ホジュン;1610年」によると、母親の母乳が出ない時、豚足や豚足を煮込んだ汁を飲んで気力を回復したとされている。また、肌の弾力ために豚足を煮込んだ汁を冷やし、ジェリ状態になったものを肌に塗ることをも勧めたと記載されている。これは豚足に含まれているコラーゲン成分が豊富なことを指摘しているのであろう。

豚足料理は日本でも子豚の脚を煮込んだり焼いたり、大人のお酒のつまみだ。中国の豚足料理は紅焼猪脚、ドイツと言えば豚足をローストしたシュバイネハクセが代表的な料理である。韓国では漢方や香味野菜、醤油等と煮込んだ「ジョッバル」がある。

豚足はもともと北朝鮮の料理だそうだ。戦後韓国に流れてきた失郷民が故郷の懐かしい味を売り出したのが始まりだ。
各種漢方、香味野菜、醤油などを入れ、皮がキャラメル色になるまで約4時間じっくり煮込むと出来あがりだ。

豚足の前足と後ろ足の味が違うらしい。豚の体重が前足にかかるため脂が少なくモチモチした食感の反面、後足は柔らかい肉質が多いのが特徴だ。注文するときは、前足をお願いする(アッパルジュセヨ)のもグルメを味わうコツであろう。しかし、前足は人気が高く店に早くいかないと売り切れるという。
ジョッバル店に入ると必ず出てくるのがアミ(エビの塩辛)だ。脂濃いジョクバルにさっぱりした塩辛がちょうどいい味を生み出すヤンニョムでもあるが、塩辛の酵素がタンパク質を分解し消化を助ける役割があるそうだ。

奨忠洞(ジャンチュンドン)豚足(ジョッバル)の元祖とも言える「平安道豚足家」を訪れた。注文をするとすぐ煮込んでおいた豚足を手なれた包丁さばきであっというまにテーブルに運んできた。
スライスする前の煮込んだ豚足の姿は恐ろしくどんな味か想像もつかない。これをみると食べる前にギブアップする女子もいるだろう。

スライスした豚足は、キャラメル色の皮にはコラーゲンがあふれている。皮と肉の間にちょうどいいぐあいに脂身が入り、固めの肉とモチモチした皮をつなぐ。モチモチした皮は噛めば噛むほど香ばしく、薄い醤油味と漢方の風味が口の中に広がる。

豚足の本来の味を味わうにはそのまま塩辛に付けて食べたほうがいい。また、サンチュに味噌やニンニク、青唐辛子を入れ包んで食べるのが定番の食べ方である。しかし、青唐辛子は要注意である。むちゃくちゃ辛いものもある。

最近噂をきき日本からの観光客も増えているグルメスポットだ。

一人だと若干気になる値段だが二人で中を注文するとお腹いっぱい「ジョッパル」を味わえる。

口直しでビビン冷麺もお勧めだ。

翌朝の顔の肌が気になるものだ。

「平安道豚足家」

営業時間:月~土:12:00~23:00  日:15:00~23:00

住所: 62-16 Jangchungdong 1(il)-ga, Jung-gu, Seoul, 大韓民国

 

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