【韓流徒然日記】インタビューコメント&リアクションねつ造の自称・韓流ニュース配信サイトに喝! 

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先日、知り合いの韓国の芸能事務所の社長から1通のメールが届いた。添付されていたのは「韓スタ!」という日本にある韓流サイト(実体は韓流ファンのライターが個人で作ったブログ)に送付した書面インタビューの回答だった。

その書面は、こんな書き出しだ。

「質問はメンバーみなさんに同じ分量を答えていただくため、こちらで回答者を指定させていただきました。また、(各自)となっている質問には、メンバーそれぞれ回答してください。

充実した内容の記事になるように、理由などをつけ具体的に回答してくだされば、ありがたいです。

※印がある質問は、メインの質問を補足する質問です。補足質問もあわせて回答ください。」

これを読んで、書面インタビューであることがわかる。そこで、「韓スタ!」というサイトを見てみると、確かに新人ガールズグループ、I.C.Eのインタビュー記事が掲載されていた。「【インタビュー】NEW SEXY!日本人メンバー、ユナ擁する、韓国新人女性アイドルグループI.C.E!『新年は努力して、I.C.Eの年にしたいです♡』」というタイトルでアップされていた。

だが、記事を読んでビックリした。いや開いた口がふさがらなかった。

前文を読むと、「I.C.Eを直撃すると、思わぬエピソードも飛び出して、2016年の韓スタ!インタビュー第1回を飾るにふさわしい、超充実のインタビューとなった」とある。

この段階はまだ「笑い」で済む。オイオイ、書面インタビューなのに、直撃? 超充実のインタビュー? 思わず吹き出しそうになった。まぁ、書面では直撃はしてるか(笑)

問題は次だ。

最初の質問に対する回答の冒頭部分。

全員「氷~テン!(韓国の鬼ごっこ、氷鬼の決り文句)私たちはI.C.Eで~す。新年明けましておめでとうございます!」(手を叩いて大はしゃぎ)

手を叩いて大はしゃぎ?

書面インタビューだぞ!

記事は9ページに分かれているが、読み進めていくと

(笑)

(笑って)

(一同大爆笑)

(照れ笑い)

(ニッコリ)

といった描写が次々に出てくる。

もう一度言うが、これは書面インタビューだ。

念のために所属事務所社長に確認した。帰ってきたメールには

네. 메일로만 온 질문에 서면으로 답만 했고 직접 만난적은 없어요.(はい、メールで来た質問に書面で答えただけだし、直接会ったことはありません)

会ってないのに、なぜ「笑った」とか「一同大爆笑」とか分かるんだ?

これってねつ造だろっ!

事務所社長に再度確認したが、このような形で掲載をするという連絡は、もちろん、なかったという。

さらに問題は7ページ目にも。

――じゃ、今度は今隣にいるメンバーの長所と短所を教えてください

という質問。

ウンミがダヘについて語った後のダヘの回答の冒頭部分に、「今度は相談するようにするね」とあるが、所属事務所の回答原文にはないコメントだ。なぜならば、回答原文はウンミの後にダヘではなく、ミンジュのコメントが掲載されてるからです。

もうおわかりでしょう。

これは、インタビューコメントのねつ造です

続いて、「ウンミがニッコリ頷くと」とあるが、重ね重ね言うが、これは書面インタビュー。なんで頷いているのがわかる?

ユナがダヘのコメントを受けて、「(笑って)気をつけるね」と応じているが、その部分も原文にはない

これまたねつ造

はっきり言ってあきれる。いや、あきれるだけでは済まされない。ゆゆしき問題だ。

私は昨年まで新聞社で芸能担当をしていたので、数多くのインタビューをした経験がある。インタビューというのは、その人の人柄だったり、性格だったりが表れるものであり、本人が発する言葉には重みがある。だからこそ、できるだけその人の言葉を活かすように心がけてきた。自分でコメント作って入れ込むなんてありえない。新聞社時代には、書面インタビューは基本的にはなかった。趣味は?とか最近覚えた日本語は?とかいった項目を書面で回答してもらったことはあるが…。いずれにせよ、「一同大爆笑」とか、「笑って」とか言ったコメントについては、実際にインタビューをしたからこそ書けるものであり、書面インタビューならば、読者に対しても書面インタビューだと断るべきだ。あたかも実際に会ってインタビューをしたかのように装うことは、読者に対する欺きだ。私が自分の好きなアーティストのインタビューだったら、これと同じようなインタビューは一読者として絶対容認しない。

とにかく

自分で勝手にインタビューコメントを付け加えることなどは絶対にありえない。

知り合いの韓流ファンにも意見をきいてみた。「プライドとかないのかね? その人物は? リアクションをねつ造してるのは、読者に対する欺きです」とキッパリ。

仮に「大はしゃぎ」とかを勝手に書いたとする。だが、対象のアーティストが実はクールなタイプで、はしゃいだりしないタイプの性格だった場合どうなるだろう。「インタビューでのイメージが刷り込まれてしまい、当事者に迷惑がかかることもあるね」と指摘してくれた。

知り合いのライターにも聞いてみた。「それは『反対』です。やってはいけない領域ですよね。対面で取材したときのみ(大爆笑)とか(照れながら)とか挿入できると思います。過去に書面インタビューでそういうのは入れたことがないですねえ」とごもっともな意見をいってくださった。

「韓スタ!」というサイトを見ればわかるが、韓国でのインタビューは基本的に書面インタビューだ。韓国でのインタビューは、撮り下ろし写真はなく、すべてオフィシャル写真で対応していることからもそれはわかる(それ以外にも理由はいろいろ…運営者の実体は、よくわかっているので。あえて書かないが)。そのすべてで、「(うれしそうに拍手して)わぁ」とか「一同大爆笑」とか入れ込んでいるわけだから、どうしようもない。このサイトに関しては問題が多いことは業界では有名な話。運よくライター経験ができた韓流ガールズグループのおっかけファンが、ゲリラ的に書面インタビューを韓国の事務所に送り付けて、運よく戻ってきたことに味をしめているだけのこと。それ自体はまぁご勝手に、という感じだが、妄想に浸りながら実際に会ってインタビューしたかのように書いている「自己満足サイト」が、「ニュース配信サイト」を謳っているのだから恐ろしい。ねつ造インタビューを配信するつもりかい? まぁ、このサイトに配信をお願いする人はいないと思うが。

いずれにしても、そんなことを知らずに、読んでいる読者には、今からでもきちんと説明すべきであろう。見出しは「喝」としているが、「レッドカードで即退場」が妥当といえるだろう。

 

 

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