【韓国覚え書き】乗車拒否、ぼったくり…悪名高き韓国タクシー、厳しい罰則できてから約1年、その効果は?

ソウルのタクシー

新しいコラム「韓国覚え書き」がスタートします。

このコラムでは特にジャンルを決めず、幅広い話題…できうるならば、韓国を訪れる人のために参考になるような記事をどんどん提供していきたいと思います。

韓国は本当に面白さに満ちあふれる国ですが、文化の違いにとまどうこともたくさんあります。そんな日本と韓国の文化の差を楽しみつつ、韓国での生活の中で気がついたことをあれこれと書いていきます。

第1回目はタクシーに関するお話を

かつて韓国に旅行に行った人が必ず悩まされたるのが、悪名高き韓国のタクシーです。

乗車拒否、猛スピード、頻繁な車線変更などの乱暴な運転、そしてぼったくり…。筆者もソウルでタクシーはよく使いますが、これまでに4回、事故に遭いました。このうちタクシーに乗っていたのが3回。残る1回は加害者がタクシーで、この時は深夜に江南警察署で事情を聴かれ、翌日病院に行って検査を受けるハメに。詳しく説明すると、友人の車で江南の交差点を直進で走行中、見切り発車で横から飛び出してきたタクシーが車の横腹に衝突。車は横からぶつけられたため斜めに傾き、あわや横転…という状況でした。

旅行でたまに行く人はなかなか事故の経験はないかもしれませんが、きょう書くテーマは、短い旅行期間中でもみなさんもおそらく経験しているであろう出来事についてです。そう、タクシーの「乗車拒否」です。

初渡韓が1988年の私の場合、乗車拒否に遭遇した経験は何百回とあります。夏ならいいのですが、氷点下が当たり前のソウルの冬に乗車拒否されると、しゃれになりません。下手をすれば凍え死んでしまいますからね。

「距離が近いから」、「自分の行きたい方向じゃないから」など拒否の理由はさまざま。友達の韓国人でさえ、車に蹴りを入れていたこともありました。拒否する事情ががわからなかった最初の頃は、車に乗ってから、さんざんあーだこーだ言われて(なに言ってたかはよくわからないが)車を下ろさせられる…なんてこともよくありました。近づいてきたタクシーが助手席の窓を開けて行き先の地名を告げると、無言で去っていくことも当たり前のように続きました。外国人にとってはわけがわからず途方にくれるしかありません。

もちろん、こういった事情は韓国でも社会問題化しました。昨年1月29日から、タクシー運転士が、「乗車拒否」、「中途下車の要求」、「不当料金の徴収」、「相乗りの要求」「クレジットカードの決済拒否」「領収書発行拒否」などの行為別に2年間に3回摘発されると、個人タクシー、法人タクシーを問わず、タクシー免許が取り消しとなる「3アウト制」を導入しました。

それからまもなく1年。効果はあったのでしょうか? 私の経験でいえば、厳しい罰則のせいか、確かに最近は乗車拒否するタクシーはかなり少なくなった気がします。まぁ、たまに舌打ちされたり、ため息をつかれたりすることはありますが、かなりよくなったといえるでしょう。ただ依然として悪質なドライバーが多いのも事実です。

先日、深夜の路上でタクシーが来るのを待っていたところ、1台のタクシーが近づいてきて私の前に停車しました。「予約」という表示が出ていたので、手を挙げかけておろしたのですが、向こうから近づいてきました。助手席の窓を開けて、どこに行くのか、と聞くので、行き先を告げると、比較的近い場所だったのか、首を振って、この車は「予約車なので」と言い訳をし、笑顔を浮かべながら行ってしまいました。

オイオイ、予約車なら最初っから近寄って来て、行き先なんか聞かないでしょ! このやり方なら、「乗車拒否」扱いにはならないということなのでしょうか。同じように「予約」のランプを付けて近寄ってくるタクシーに、何度か遭遇しましたが、いずれも同様に行き先を聞いておきながら、告げると、乗せてくれることなくそのまま行ってしまいました。まぁ新手の乗車拒否といったところでしょうね。まだまだタクシーに悩まされる日々は続きそうです。

※本日のBGM 少女時代「MR.TAXI」

注 写真と内容は関係ありません

 

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