【インタビュー】「検事外伝」主演のカン・ドンウォン「いつか韓国でも何百億規模で映画を製作したい」

カン・ドンウォン

 

司祭服で韓国女性の心をわしづかみにしたカン・ドンウォンが今回、囚人服で女心を揺さぶった。前回より一段と軽やかでいたずらっぽい姿でスクリーンに復帰した彼にインタビューを行った。

コミカル演技…調節難しかった

昨年公開された映画「黒い司祭たち」(チャン・ジェヒョン監督)で再び俳優としての地位を固めた彼は、今回、ファン・ジョンミンとの共演で息の合った演技を披露した。今年2月3日に公開された映画「検事外伝」(イ・イルヒョン監督)は、殺人の濡れ衣を着せられた検事が刑務所で出会った前科9犯のイケメン詐欺師と手を結び、濡れ衣を晴らすといったあらすじの犯罪娯楽映画だ。ファン・ジョンミンは検事ビョン・ ジェウク役を、カン・ドンウォンは詐欺師ハ・チウォン役を演じた。

ハ・チウォンは軽やかな性格とルックスを利用し、女性を騙し続けてきた詐欺師。自身を留学組だと偽り片言の英語を喋ったり、大胆に女性を誘う軽々しい役を演じた。カン・ドンウォンは「ハ・チウォンはこの映画のキーポイント」と語る。「ハ・チウォンの存在があったからこそ、よくありそうな犯罪映画から娯楽映画へとうまく切り替えることができるんだ」と説明してくれた。「検事外伝」は、ありがちなストーリー展開ではあるが、独特な登場人物の設定によって他の作品との差別化に成功したといえる。
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それだけに、演技の難しさについて、「コミカルな演技をどれくらいまで演じたらいいのかという調節が思ったより簡単ではなかった」と語った。また、「ハ・チウォンはもともと台本でも浮ついた言動をする役だったんです。それに合わせて役作りをしたんですけど、実際初日の撮影に入ると、そのまま演じるのは難しくて…」と当時を振り返った。在米韓国人の拙い話し方や虚勢を張る演技をしながら、「ちょっとオーバーではないだろか」と悩んだ。

積極的に自らアイデアを提案

最初は難しかった役作りも、いざ撮影に入るとアイデアを出すなど積極的な姿勢を見せた。実はハ・チウォンが女性を誘惑するシーンは彼のアイデアだとか。「撮影中、試行錯誤しながら面白いシーンを提案するようになったんだ」とその経緯を語った。初対面の相手女優の前で浮ついた演技をするのは照れくさかったと苦笑いをして見せ、「それでも疑似体験できて、楽しい撮影だった」と振り返った。

彼は「こんなに軽いキャラクターのオファーをもらったのは初めて」という。「特にコミカルな演技がしたかったというわけではなかったんですけど、シナリオが面白かったし、とにかくハ・チウォン役が魅力的だったから演じてみたくなったんだ」と今回の作品を選んだきっかけについて語り、また彼自身も「年を重ねていくごとに少し図々しかったりいたずらっぽい面もでてきてハ・チウォン役と重なる部分がある」と付け加えた。

カン・ドンウォン2

今回に映画に関しては「ストーリーは単純だけど、結局のところ、登場人物の個性的な魅力が興行成績を左右すると思う」と分析し、また今後の目標については「映画の演出まではできないかもしれないけど、常に質の良いコンテンツを探す努力をして、いつか仲間たちと作品製作をしたい」と語ってくれた。

韓国映画界のインフラ構築を

また、その中でも特に韓国の映画界の劣悪な制作環境について鋭い現状認識を語ってくれた。「セットはほこりも多くて汚い場合が多いんです。きれいにして撮影したくてもなかなか予算が足りなくて大変なんですよ」「韓国市場の規模が小さいから、厳しい環境で映画製作を強いられることが多い。今後はアジア市場を踏み台に、韓国の映画産業のインフラを構築することが大事だと思います」と分析し、真摯に語ってくれた。

彼が海外進出を目指す理由もまたここにあるようだ。「韓国映画が海外進出するためには俳優がまず認知度を上げなければならないと思う」といい、「特に海外進出を目標としてるわけではないですが、いつか韓国でも何百億規模で映画を製作し、アジア同時公開もしたい。そのためには今、最前線にいる俳優が努力しなければいけませんね」と意気込む。

こうして、今年も1年間、多忙なスケジュールを走り抜きたいとするカン・ドンウォン。「スケジュールに空きがあるときには作品を1つでも入れてくれないかとオファーが入ってくる」という多忙ぶりだ。キム・ウビン、イ・ビョンホンとともに出演する「ミスター」の撮影後はすぐに次の作品に入る予定だという。

TVDailyファン・ソヨン記者

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