【インタビュー】ドラマ「君を憶えてる」主演ソ・イングク、「細かな部分の演技も見逃さずに楽しんでいただければ」

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大ヒット作「応答せよ1997」で初主演を飾り、シンドロームを巻き起こしたイケメン俳優ソ・イングクと「童顔美女」「運命のように君を愛してる」などのラブコメを次々とヒットさせ、今や“ラブリー”の代名詞とも言えるチャン・ナラ。今や“最強”のコンビが贈る甘く危険なサスペンス・ラブストーリー「君を憶えてる」のDVDが好評リリース中だ。若手演技派として人気のソ・イングクが、天才プロファイラー役に挑戦し、今まで以上のカリスマオーラで圧倒的存在感を発揮して、ファンを完全魅了した本作。対するヒロインには「童顔美女」「運命のように君を愛してる」のチャン・ナラ。本作では熱血女刑事に扮し、アクションも披露している。本国では複雑に絡み合った伏線がドラマ中にちりばめられ、サプライジングなストーリー展開でありながら、ソ・イングクとチャン・ナラが抜群の相性を魅せ、ツンデレ、毒舌、不意打ちキスといったラブコメ要素もウケ、人気を博した。このほど、膨大な知識博学と天才的な頭脳を駆使し、毒舌を振るいながら難事件を解決していく天才プロファイラー役のソ・イングクに共演者についてや、恋愛シーンでのエピソードを聞いた。

キャラクターが胸に迫ってきた

――「君を憶えてる」に出演を決めた理由は?
「このドラマだけでなく、すべてのドラマにおいてですが、出演を決めるのは、まずシナリオがおもしろいこと、そして何よりもキャラクターが魅力的に感じられることが条件です。このドラマもキャラクターがとても魅力的に胸に迫ってきたので、出演を決めました」

――演じたイ・ヒョンという役について簡単に紹介してください
「イ・ヒョンは、僕が思うにとてもかわいそうな人です。サイコパス(精神病質者)ではないんですが、父親からサイコパスと疑われたり、監禁されたり、両親の死を目の前で見てしまったり、たったひとりの弟と生き別れるなど、色々な不幸な出来事を一度に体験しています。成長したイ・ヒョンは残りの人生のすべてをかけて行方不明になった弟と、父親を殺し、弟を連れ去った犯人を探すことになります。ただ、彼は単なる復讐心から犯人を捜そうとしているのではなく、なぜ犯人が父を殺し、弟を誘拐したのかという根本的な理由を解明したいという気持ちから、そうしています。そういった彼の考え方が独特で魅力を感じました」

――イ・ヒョンとソ・イングクさんご自身とでは性格的に似ているところはありますか?
「まったくありません。彼は先天的に僕とはまったく違っています。頭脳明晰で、一般の人が感じる感情とは、まったく違う感情を持つ人物だと思うので、僕とは完全に違いますね」

違う次元の感情表現にストレス

――共感できるようなところはありましたか?
「共感するのはとても難しかったです。台本から感じることとは違うように演じるべきだという思いのほうが強く、色々と違うように考えるのは、おもしろかったのですが、精神的にはとても疲れる作業でした。ずっと彼の感情表現についてアイデアを出さなければならない状況だったので、演じるのは容易ではありませんでした。
普通に感情を表現するのは容易ですが、完全に違う次元の感情を表現するということでしたから、ストレスはありました」

――料理も掃除も上手にこなすキャラクターでしたが、ご自身はガールフレンドの部屋が散らかっていたら掃除などはするほうですか?
「僕はすごくきれい好きというわけではありませんし、家ではそれほどでもないのに、外だと散らかっているのが気になって、きちんと整理整頓されていないと落ち着かないんです。なので、友達と釣りに行く時も整理整頓は僕がやります。食事の時も、自分の食べるところは、きれいに拭いてから食べるのが習慣になっていますから、もしガールフレンドの家に行って、散らかっていたりしたら片づけると思います」

――チャン・ナラさんと共演してみていかがでしたか?
「とてもリラックスして演じることができました。性格や色々なことが僕と似ていて、とても気楽でした。撮影中はお互いにたくさん話もしました」

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――チャン・ナラさんの不意打ちキスも話題になりましたが、恋愛のシーンで何かほかにエピソードはありますか?
「ドラマには色々な状況が描かれるのですが、キスシーンやロマンスのシーンを撮影する時はやはり慎重になります。実際の恋人なら、自然にできるのでしょうが、演技じゃないですか? 僕との呼吸も撮影現場の雰囲気もとてもナーバスになって、慎重になっていました。そのためか特別なエピソードのようなものはないように思います。ただ、キスシーンの撮影が終わったからといって、リラックスして笑顔になるのも何ですから、静かに過ごしていたことは憶えています」

――EXOのD.O.の演技をどのように思いましたか?
「撮影現場では一緒になる時間がなくて、モニターでだけ見ました。 一度くらい会えるかなと思っていたのですが、スケジュールが合わなくて、互いにCG撮影でだけで、共演はできませんでした。モニターで見た時は、とてもいい感じの目元をしていてうらやましいと感じるほどでした。クリッとした瞳で善良な感じのところが、
むしろ凶悪さを感じさせる場合もあると、チャン・ナラさんと話したことを憶えています」

半端ない撮影量…NG多かった

――特に記憶に残っているシーンはありますか?
「取調室のシーンです。セリフがとても多かったですし、撮影の分量も半端ではありませんでした。それに、取り調べ中に、単純に怒ればいいのではなく、容疑者の感情を引っ張り出さなければいけないので、どのようにアプローチしていいか大変悩みました。はじめは時間的な余裕が少しはあったのですが、取り調べ室や接見室シーンの撮影に入ってからは、色々なカットでシーンを撮ることも増え、時間内に撮影を終えるのが大変になってきました。シーンも多かったので、NGも多く出ました(笑)」

――自分でもこれは上手くいったと思えるシーンはありますか?
「自分の演技を高く評価するほうではないので(笑)。でもラストシーンは上手くいったかなと思っています。笑みを浮かべることによって、イ・ヒョンのことを意味深く印象づけることができたのではないかと思いました。決して温かい人間ではないが、彼なりに正義を貫こうとしているように見えるのではないかと思いました。無条件に善良だから、正しいとは言えないじゃないですか? 笑みを浮かべた表情にナレーションが流れるところは、いいシーンだと思いました」

――このドラマを通して新しく挑戦できたと思えるようなことはありますか?
「この作品に出演すること自体が挑戦だったと思います。まず、自分でもあれだけの多くのセリフを、覚えて演じきれるとは思っていませんでした(笑)。なんとか無事に終えることができ、苦労したけれどよくやったという思いはあります。ほかのものをやっても、今度はこのドラマをやり抜いた経験から、心に余裕が持てるのではないかと思ったり、かえって次は大丈夫だろうかと恐くもなったり、色々な思いがしますね」

――日本のファンのみなさんにメッセージをお願いします。
「こんにちは。ドラマ『君を憶えてる』でイ・ヒョン役を演じたソ・イングクです。サスペンスドラマでしたので、かなり苦労して撮影しました。あらゆることがストーリーの伏線になっているような感じでしたので、細かく撮影をしました。3カ月間本当に大変な撮影でしたが、その分、楽しめる作品に仕上がっています。細かな部分の演技も見逃さずに楽しんでいただければ幸いです。ドラマのストーリーは少し難解な部分もありますが、そういった部分もそのまま楽しめるドラマだと思っています。今後ともソ・イングクをよろしくお願いします。より良い作品で、またみなさんにごあいさつできる日を楽しみにしています」

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ソ・イングク 1987年10月23日生まれ。2009年、オーディション番組「スーパースターK」の第1回優勝者として歌手デビュー。12年ドラマ「ラブレイン」で俳優デビューし、同年大ヒットドラマ「応答せよ1997」で一大シンドロームを巻き起こす。その後も「主君の太陽」(13)、「ナイショの恋していいですか!?」「君に泳げ!」「王の顔」(14)などの人気作に出演するなど、演技の評価も高い注目の若手実力派俳優。

★「君を憶えてる」 アメリカで刑事司法学部の准教授として働く天才プロファイラーのイ・ヒョン(ソ・イングク)。ある日、ソウルで起きた殺人事件のメールが匿名で送られてくる。その内容に興味を持ったヒョンは事件現場へ向かい、特殊犯罪捜査チームと出会う。そのチームの紅一点チャ・ジアン(チャン・ナラ)から執拗に付け回されたあげく、捜査顧問を依頼され、嫌々ながらも引き受けることに。そんな中、連続殺人事件が起こり、捜査が進むにつれヒョンとジアンに関わる過去の事件が浮上。2人は事件に挑むなかで次第に互いを認め、惹かれ合うのだが…。

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