【コラム】ライブを見る時のマナーについて改めて考える 「団扇」「盗撮」「横揺れ」に注意を

5月19日から21日まで3日間にわたって千葉・幕張メッセで開催された「KCON 2017 JAPAN」。Mnetの人気音楽番組「M COUNTDOWN」との連動企画「KCON 2017 JAPAN×M COUNTDOWN」には、初日がSF9、BTOB、ASTRO、JUNHO(From 2PM)、PRISTIN、DAY6、VICTON、Apeaceが登場。2日目はMONSTA X、Apink、CNBLUE、GOT7、Heize、CLC、LOVELYZ、3日目はBlock B、PENTAGON、SEVENTEEN、GFRIEND、K.will、少年24 UNIT BLACK、CODE-V、宇宙少女らが登場、華やかなステージで日本のK-POPファンを魅了してくれました。

取材する立場でも、主催者側は3日間すべてに入れてくれるわけではないため、私は初日と3日目の公演を見ることができました。個人的にはガールズグループ好きなので、初日はPRISTINのステージがやはり一番の注目でした。2日目のApinkとLOVELYZは見られず残念でしたが、3日目はGFRIENDと宇宙少女の魅力をたっぷりと堪能できました。そしてガールズではありませんが、K.willさんの歌声は素晴らしかった! 名曲が聴けたのでよかったです。そして、SEVENTEENの人気のすさまじさには本当に驚かされました。ただ、会場が幕張とあって、私の自宅からだと2時間近くかかるため、初日も3日目も最後のステージまで見ることができなかったのが、本当に残念でした。

今回、書くのはライブでのマナーについて。初日公演、3日目公演を見る中で、一言言いたくなる場面が何度かありました。まずはウチワとプラカードの応援方法について、これについては大体の方が理解していらっしゃると思いますが、やはり、頭上にウチワやプラカードを掲げて応援する人がいることです。はるか遠方のメインステージからアリーナに作られたステージに来ると、興奮の度合いが高まるのは仕方ないと思います。だが、見ているのは自分だけではないわけです。

初日公演のときに、若い女の子2人が私の斜め左前方でウチワとプラカードを掲げて応援していました。私の視線からアーティストが遮られてしまい、イライラ感が募ります。自分の前の列の人だったら、直接注意できるのですが、4列も5列も前方で、ブロックも違うと警備員に頼むしかありません。今回のような広い会場だと警備員もなかなか自分のところに来ませんから大変です。この2人については、私の隣に座っていた観客の女性もイライラしていたようで、警備員に伝え、ウチワとプラカードを下げさせました。この2人は、その後、高く掲げることはなかったのですが、以前行った別のコンサートでは、注意されたときは下げるのですが、やはり興奮してくると忘れてしまうのか、また高く上げるようになってしまい、さすがに2度3度と警備員さんに言うのも、申し訳ないので、我慢したこともあります。

好きなアーティストに自分をアピールしたい気持ちはわかりますが、仮に自分の前で同じようなことをされたらどうでしょう? 怒りが込み上げてくると思います。人からやられていやな応援方法は自分もやらない。それがコンサートを見るときの鉄則です。そういえば、以前、Apinkのコンサートを見に行ったときのこと、ファンの中に目立とうとしてロングハットをかぶっているファンがいました。コンサート会場でロングハットなんてもってのほかですよね。後ろの人にとっては迷惑千万。私的に言えば、どういう気持ちでそういういで立ちでくるのか、まったく理解できませんでした。座席位置によっては警備員にお願いすることもできないケースも多いので、自覚していただきたいと思います。

注意してほしいマナーの2つ目は、やはり「盗撮」です。初日の時はひどかった。最初はPRISTINのステージの時。メンバーがアリーナのステージの方に来ると、若い女性と男性の計4、5人が通路を猛スピードで走ってきて、ステージの正面に回り込み、撮影していたようです。(私の席は移動できない場所なので確認はしていませんが)。その後、元の席に戻るときにカメラをチェックしながら歩いていたので、間違いなく撮っていたと思われます。別のアーティストの時も同じことを繰り返しており、ステージに集中するのが大変でした。警備員に追いかけまわされ、注意されても完全無視でした。どうやら海外から来たファンでした。私もかつて韓国のドリームコンサートを取材に行った時、サブステージにSUPER JUNIORのMCのイトゥクが出てきた瞬間、ファンの女の子が猪突猛進してきて突き飛ばされた経験があります。その子たちは何事もなかったかのようにすさまじいぐらいに連写しまくっていました。

3日目の時には、プレショーのMCに立った古家正亨氏が、「写真撮影、録音、録画は一切禁止です。ステージのパフォーマンスに集中していただいて、写真や映像を撮らないようにしてください。ぜひ約束を守っていただいて、いい環境の中でライブを楽しんでください」と日本語と韓国語で再三にわたって注意しましていましたが、それでもやはり写真を撮ったり、携帯で動画を撮っている人がいました。撮影タイムがあったりするので、そういうときに堂々と撮ってほしいものです。この日は、私は最後方の壁にもたれかかって見ていたのですが、番組撮影用のクレーンの後ろで、カメラをこっそりタオルで隠しながら一生懸命撮影していた10代か20代前半の女の子がいました。最後方のところは、スタッフパスやアーティスト関係者らが立ち見しており、警備員はなかなか見回りに来ないため、その盲点をついて盗撮していたのです。ですが、途中で警備員に見つかり、連れ出された上没収されていました。記念に撮りたいという気持ちもわかりますが、ステージを自分の眼にしっかりと焼き付けた方がいいと思います。

3つ目のマナーは、音楽に合わせて踊るときの注意です。体を上下に揺らすのはいいのですが、横に揺らすのはなるべく避けてほしいということです。これは案外気づかれていないかもしれませんが、ウチワやプラカードを頭より下に下げるように、というのある意味、共通した概念です。後ろの人間からすると前の列の人の立ち位置によって、一番見やすくなる立ち位置を決めます。大体は前の列の人と人の隙間になります。そこで、横に揺れられてしまうと、後ろの人間はそれに合わせて体勢を変えなくてはいけません。前の人が右に揺れたら自分は左に、左に揺れたら、今度は右に…という具合にです。これまたイライラ感が募ります。さらに私が対応することによって、私の後ろの列の人も同じような状況となるわけで、迷惑をかけてしまいます。もちろん、そんなことを考えながら見る人もなかなかいないかもしれませんが、私はやはり、ライブを見るときは、できるだけ後ろの人に対して気を遣うようにしています。

というのも、以前、代々木第一体育館でのコンサート取材に行った際、なぜか一般ファンの間に取材陣が入れられてしまいました。その際は男性記者が多く、われわれも仕事なのでライブをじっくりと見て一挙手一投足、話す内容、そして表情などをメモに取らないといけないのですが、アリーナ席は段差がつかないので、立ってみていたら、後ろの方から「見えな~い」という声を浴びせられてしまいました。その時は、ある記者が、「できるだけ座ってみるのでお許しを」といって丸く収めたのですが、やはりお金を払ってみているファンからすれば、そういいたくなるのも仕方がないところですもんね。みなさんもライブを見るときは、みんなが気分よく楽しんで帰れるように、人への配慮も少しでもいいので考えながら見ていただけたら幸いです。(宇) 

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